スタッキングコンテキスト(重ね合わせコンテキスト)は、CSSにおいて要素の描画順序を決定するための独立したグループである。z-indexはこのコンテキスト内でのみ有効であり、異なるコンテキストに属する要素同士の前後関係は親コンテキストのz-index比較で決まる。
新しいスタッキングコンテキストは、position と z-index の組み合わせ、opacity が1未満の場合、transform プロパティが設定された場合などに自動的に形成される。
実務では、あるモーダルがドロップダウンの下に隠れてしまう「z-index戦争」が起きがちだが、これはスタッキングコンテキストの階層構造を理解していないことが原因であり、プロジェクト全体でz-indexのレイヤーマップを事前定義することで回避できる。